最近、ぐっすり、眠れてる?

秋の睡眠健康週間 2024

睡眠の悩み、ありませんか?

  • イライラして
    最近眠れないのよね。
    寝れないから
    イライラするし。

  • 若いころは、
    眠るのだけは得意
    だったんだけどな…

  • 良い眠りには
    理由がある…か…

  • すっきりした朝を
    迎えるには…?

仕事、年齢、ストレス、それとも。

良い眠りの条件は人それぞれ。
あなたには、あなたの眠りがある。

眠りを知ることで
素敵な1日を始められる。

眠れる人も、眠れない人も、
眠れていると思っている人も、
眠りについて考えてみる。

自分の眠りと向き合ってみる。

秋の睡眠健康週間

9と3で「ぐっすり」と読むことから
9月3日は「睡眠の日」。
そして、この日の前後1週間は
「秋の睡眠健康週間」です。
1年に1度、自分の睡眠について
見直してみましょう。

監督:久留米大学学長 日本睡眠学会理事長 内村直尚 先生

まずはセルフチェックから

あなたは眠れていますか?
眠れない人たちの理由を
見てみましょう。

眠れないわたしたち篇

眠れないひとたちが、
自分らしい眠りを知るまでの物語

眠れなかった会社員の草壁匠海(39)はWebサイト『相談e-眠り』に出会ったことをきっかけに、いまは心身ともに充実した生活を送っていた。

そんなある日、上司である坂下舞(49)も原因は違うが眠れずに悩んでいる様子を知った草壁は、自分の体験から睡眠の相談にのることに。
そして、舞の同僚の本郷勇作(50)もまた、眠れずに不調を抱えている一人。

眠りの大切さを知った舞は、草壁に教えてもらったことを本郷に伝える。同じビルにシフト勤務する警備員の村田あつし(31)もまた、ふとしたきっかけで「自分らしい睡眠」を知り、日々がリ・スタートする。

  • 坂下舞(49)

    プロフィール
  • 本郷勇作(50)

    プロフィール
  • 草壁匠海(39)

    プロフィール
  • 村田あつし(31)

    プロフィール
  • 三浦すず子(27)

    プロフィール

良い眠りには理由がある

眠れる人も、眠れない人も、眠れていると思っている人も、その眠りには理由があります。
自分の睡眠を見直し、良い眠りについて考えてみましょう。

眠りのための手引き

睡眠に関してわからないことや、何となく理解しているつもりだけど自信がないことはありませんか。
普段の生活を思い浮かべて、眠りを妨げるような習慣はありませんか。良い睡眠は、健康な生活から。

タイプ別 眠れない理由

眠りたいのに眠れない、いつの間にか眠れなくなった。
人それぞれ、環境の変化や行動、年齢など、
実は老若男女、眠りのための条件には違いがあります。

もっと睡眠について詳しく見る

「相談e-眠り」は、エーザイ株式会社が運営する、眠り・睡眠障害・不眠症に関する情報サイトです。
詳しく知りたい方は、眠りを知るサイト「相談e-眠り」へ。

医療機関に相談する

不眠症等の睡眠障害や眠りのお悩みに関する相談ができる医療機関を検索できます。

坂下舞(49)

草壁の上司で部長。本郷とは同期。新卒入社で着々とキャリアを積んでいまは管理職に。二人の育児と仕事に追われるママで頑張り屋。更年期に差し掛かりイライラしてしまう。最近、よく眠れないため疲れが取れない。不調が続く。

家族構成

  • 坂下実(52) 夫/海外に単身赴任中
  • 坂下美里(12) 長女/小6
  • 坂下蓮斗(7) 長男/小1

本郷勇作(50)

舞と同期で副部長。上昇志向が強い。若い時の海外赴任の経験から海外移住の夢がある。自分の夢、妻との関係、思春期の娘、仕事の悩みなど、色々な問題を抱えるが、負けん気が強く、人になかなか相談できない。気付いたら眠れない日々を過ごしている。

家族構成

  • 本郷千春(50) 妻/エステサロンの経営者
  • 本郷結芽(17) 娘/高2、来年大学受験

草壁匠海(39)

5年前に転職し、いまはチームリーダー(課長)として重要なポジションを任されている。1年前は不眠で悩んでいたが、治療を受けていまは良く眠れ、心身ともに落ち着いた生活を送れている。

家族構成

  • 草壁香菜子(38) 妻/時短勤務の会社員
  • 草壁りく(7) 息子/小1

村田あつし(31)

草壁の働くオフィスビルに勤務している警備員。シフト勤務のため、生活リズムがバラバラ。学生時代は理系で成績優秀、大学院まで進むが就職が上手く行かず、フリーターに。転々と職を変えている。独身で一人暮らし、実家にあまり寄り付かない。

家族構成

  • 村田慎一郎(60) 父/公務員を今年退職
  • 村田さやか(57)  母/専業主婦
  • 村田涼(29) 弟/二児の父

三浦すず子(27)

草壁と同じ部署、本郷チームで本郷の部下。ひたむきでみんなに可愛がられる。共働きの両親にかわって、祖母に育てられたため趣味が昭和。すこし抜けているところがあるが仕事への集中力は高い。人前に出るのが苦手で、上司の本郷がちょっと怖い。一人暮らし。

家族構成

  • 三浦チエ子(74) 祖母/育ての親のような存在
  • 三浦ルミ(47) 母/不在がち

1

良い眠りを得るための
コツを知りたい!

睡眠の充実とは、睡眠時間を十分確保し睡眠の質を向上させることです。睡眠が充実することにより仕事の効率が向上し、時間の余裕が生まれる可能性もあります。

「良い眠りのためのポイント」は、厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」の内容をコンパクトに紹介したガイドです。一つでも本冊子の内容を取り入れていただき、皆様の睡眠および、日中の生活、健康状態が向上することに役立てていただけましたら幸いです。

2

「睡眠衛生」…
健康的な睡眠がとれる
条件とは?

睡眠に関してわからないことや、何となく理解しているつもりだけど自信がないことはありませんか?普段の生活を思い浮かべて、眠りを妨げるような習慣はありませんか?

睡眠に対する正しい知識を身につけ、生活習慣や睡眠環境の改善を図っていくことが「睡眠衛生」であり、不眠症の治療や睡眠不足の解消において最も重要といっても過言ではありません。

3

理想の睡眠時間は
人によって違う?

健康な人の年齢ごとの夜間の睡眠時間は、25歳が7時間であるのに対し、45歳は6.5時間、65歳は6時間と20年ごとに30分ずつ短くなると言われています。必要とされる睡眠時間は年齢によって変わりますし、季節などによっても増減します。

1つの目安として、日中の仕事や活動に支障をきたすような眠気がなければ、睡眠時間は足りていると判断できるでしょう。

4

女性の不眠更年期障害

女性は更年期(一般的に45から55歳のころ)になると、のぼせ、ほてり、発汗、気分の落ち込みなど、心身にさまざまな不調があらわれます。睡眠障害も更年期障害の1つです。

もともと不眠の症状は男性よりも女性に多くみられますが、更年期の女性の約半数が不眠になるといわれています。

5

夜勤・交代勤務で
不調になるの?

夜勤や交代勤務によって、朝起きて夜眠るという生活リズムが崩れると、夜勤を終えて朝方に寝ようとしてもなかなか寝付けず、眠りに落ちた後も何度も目が覚めてしまいます。目覚めた後に疲れが取れていないと感じることも少なくありません。

睡眠時間の確保や睡眠の質を上げるための生活改善は、それぞれ異なった対応が必要です。

6

生活習慣病と
睡眠障害の関係

慢性的な睡眠不足は日中の過度な眠気を引き起こす原因となるだけでなく、体内のホルモン分泌や自律神経機能にも大きな影響を及ぼし、肥満など、生活習慣病の原因になると言われています。

平均睡眠時間が6時間以下の人では、7から9時間眠る人と比べて肥満に陥りやすく、冠動脈性心疾患、脳血管疾患、糖尿病などの病気にかかりやすくなることが報告されています。

7

不眠症とは?

なかなか寝つけない、夜中に何度も目が覚める、希望する起床時間よりもかなり早く目が覚めてしまうといった不眠の症状が続き、日中に眠気・倦怠感、意欲の低下などがみられる状態を不眠症と呼びます。

不眠症状があっても、それだけでは不眠症とはいわず、日中の症状により日常生活に支障が生じてはじめて不眠症と診断されます。