加齢や脳梗塞などで脳の機能が低下しているところに、炎症や発熱などの身体的負荷が加わった結果、脳が機能を維持できなくなって、機能不全に陥った状態です。症状としては、「つじつまの合わない会話」や「まとまりのない行動」がみられる注意障害、昼夜逆転してしまう睡眠・覚醒リズム障害などがあります。ベンゾジアゼピン系薬剤の副作用として現れる場合もあります。
出典
- 小川 朝生. 自信がもてる!せん妄診療はじめの一歩, 羊土社, P.12-16, 2014
- 日本老年学会. 高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015, メジカルビュー社, P.44, 2015 を元に作成